陰陽のバランスはとても大切なキーワードの一つです。
陰陽のバランスが崩れてしまうと私たちの生活にも大きく影響してきます。
陽エネルギーが強くなると私たちの動きは活発になりますが、陰エネルギーが強くなると、私たちの動作はゆっくりになります。
さらにそれが進むとゆっくりになるだけではなくだんだんと動くのが億劫になります。
人と会うのが面倒になります。そして街に出掛けることがだんだん嫌になります。
仕事に行くのも億劫になっていき、勤めている会社を休みたくなります。
恋人と会っても楽しくなくなり憂鬱になっていきます。
目チカラどころか目も口もゆるみ、気力がなく、顔立ちもだんだんぼんやりしてきます。
何らかの原因でお住まいの陰陽のバランスがアンバランスになり、陰エネルギーが強くなることによって上記のような問題が生じるのです。
陰と陽のバランスの取れたお住まいを心がけることはとても大切なことです。
さて、もう一つ。
「男性は陽で女性は陰だ」と先コラムで申し上げました。
ずっと男性が優位な時期が続くのでもなければ、ずっと女性の時代が続くわけではありません。時期によっては男性が優位になる時期があり、女性が優位になる時期があります。
孟意堂の「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」の中で今年は女性の時代だと述べています。それだけではなく、第八運から第九運に移行するこれからは女性が活躍でき、女性にとって有利な時代だと述べています。
これは、易經の考え方に由来しています。
易の中には男性を意味する易と女性を意味する易があります。
それも若い世代の人なのか、ミドル世代の人なのか、シニア世代の人なのか、どのような世代の人に強く影響するのかも教えてくれています。
第八運(2004年-2023年)は若い世代の男性が台頭する時代です。芸能界でも政治の世界でも実業の世界でも、その業界の若手の男性に力がつき、有利な時代です。
若手が会社の社長になったり、若い男性の芸能人に人気が高まり、若い男性のリーダーが活躍できるのも第八運の特徴です。
それが、第九運の影響を受け、ミドル世代の女性の時代に変わりつつあります。
経験豊かな女性がそれぞれの世界で活躍し、リーダーシップを握り始める時代に移行しつつあります。
しかし、賢い女性はもう知っています。
女性の時代が来たからといって男性を打ちのめし、男性と対立し、お互いに足を引っ張り合うというのが女性の手法ではなく、男性と「共存」し、お互いの働きを理解し、協力し合うことこそが 女性の選択肢であることを。
女性の時代が来たからといって、かつてのように、女性の、女性による、女性のための○○、を目指せばたちまち陰陽のバランスは崩れてしまい、上手くいくものも上手くいかなくなってしまいます。
男性とお互いの得意分野を理解し合い一つ一つの目標を達成していくのですよ、と易経は教えてくれています。
言い換えれば、女性は男性とタッグを組んでがんばらないと解けない問題がこれから先はたくさん出てくるのだ、とも読み取れます。
すべての男性は女性である母親から生まれています。幼少期に母親から受ける影響はとても大きいはずです。
女性は男性がいなかったら子供を授かることができません。一番最初に出会う異性である父親の影響はとても大きく、それは後天的に出会う男性、その後の家庭生活や子供を出産する、しない、子供をどのように育てるかにも影響します。
その理(ことわり)を、その意味を今一度理解して消化し、活用すべき時が来ているのだとも言えます。
(続く)
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